ハムニテ王国

ハムニテ王国広報担当の穴澤輝樹と申します。先生、俺死にたいんすよ。

大移動

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みんなは通勤に何を使うんだい?電車?自家用車?自家用ジェット?鋼の肉体?なんでもいいが移動ってのは結構お金がかかるんだぜ。人間は一生のうちに移動に1000万は使うと言われているらしい。

いいいいいいいいいいいい1000万!?おいおいあまり人間を舐めるなよ…この人生100年時代、老後20000000円問題、安全マン、ラーメンマンとなっているこのご時世に俺たちは移動如きに1000万も使ってしまっていると言う話!?ありえない話!

と言うわけでこの1000万を浪費しない方法を考えた。俺が、人力で時速40キロで飛べばいいと言う事でしょう。何故飛ぶ必要があるか、そんなの常識的に考えて当たり前だろ社会三流!おっとただの三流じゃねえな?ド級の三流…ド三流だな!!!!!!!!!

あのですね、車は愚か今や自転車さえ歩道を通ってはいけない時代なんですよ?なぜだかわかりますか?早くて危ないからです。貴方が道を歩いていたとき私みたいなナイスガイが時速40キロで横を通ったとしたらぶつかってしまうのが怖くなり過ぎて歩道の隅でガタガタお祈り始めちゃいますでしょう。ナイスガイにぶつかるの怖いでしょう。時速40キロはともかく。そう言うわけで一般人にぶつからないルートを三日三晩寝ずに模索した結果空路という結論に至ったわけですよ。

安全性についてはしっかりと結論が出たので次の疑問を解消していこう。お前さっきからずっとどうやって飛ぶつもりだ?って考えているだろう?まあみてな。

ハサミギロチン!!!!略してハミチン!!!!!おう!!!夏だぜ!!!!俺はwwwwwwディーン・元気だぜwwwロドリックも忘れずにwwwあまり俺に近寄るなよ…?俺はユニバーシアードで73.44m槍を投げて12位を勝ち取った無頼の輩也…穿チズム、キボンヌってか?俺の心も槍もバキバキに光ってるぜ。ohwww暑いDAY!!!!俺は頑張るぜ!!!!燃える朝焼けに染まる海に行かないぜ!!!!あああああヘラクロスが憎い!!!!!!!ヘラクロスが憎い!!!!!!!ヘラクロスが憎い!!!!!!!蝋で固めた鳥の羽!!!!!!!ヘラクロスが憎い!!!!!!!合体!!!!!!!

通りすがりのトムブラウン布川「ヘラクロスを憎むカイロスの中に、ギリシャ神話のイカロスさんが入っちゃってるぞ!?これは一体、どうなっちゃうんだ〜〜!?」

ゆけっ!カイロス!メガ進化!!!!メガカイロス!!!!

通りすがりのトムブラウン布川「できた〜〜〜〜〜〜〜〜〜(喜びのあまり次元の壁を越え虚空へ消える)」

な?翼はえたろ?んじゃ、飛びまっせwぷ〜ん。ひょえ〜セルフ快適な空の旅きもちぇ〜。お天道様も俺の微笑んでらwんじゃ素敵な太陽さんにご挨拶しに行くか!!!うおおおおおおおおおおおおおおおお!

そうし高度を上げていくにつれ俺の翼は溶けていく。気づいた時にはもう遅い、落下を始めた。

蘇ったトムブラウン布川「おまえ、カイロスは虫タイプが弱点だから炎に弱いしイカロスさん混ざっちゃってるからその羽蝋でできてるせいで太陽に近付いたら溶けちゃうだろ」

確かに…よくよくクリアな思考で考えればそうだ…これだから異物混入ってのいつもアンラッキーを運んでくる、文字通り飛んで火に入る夏の虫だな。

そうして俺は死んじまった。死んだのでここから俺の出費は永遠に0となる。

老後20000000円問題も生涯移動費10000000円問題もまとめて解決してしまったーーーーー!死は救済!?みんなもレッツ末法思想!!!!

蘇ったトムブラウン布川「ダメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

今頃現れたトムブラウンみちお「成仏させたので、帰りまーす!」

蘇ったトムブラウン布川「どうも、ありがとうございました〜!」

ほろ苦い思い出

人の不幸は蜜の味とはよく言う。確かにそうだ。人の不幸を喜んでいる時点でその人は「勝者」である。いつだって苦汁を舐めるのは敗者だ。敗北のビターテイスト。俺も人生は敗北の連続。負け続け負け癖まで付いている。だがそんなほろ苦い思い出の数々も笑ってくれる奴がいるならそれでいいんだ。俺の負けがお前の蜜になるなら、今日も聞いてはくれないだろうか、ほろ苦い思い出を。

俺は13年前、裸族に服を着せるボランティアを独自に行っていた。何故か俺の住むこの田舎では服を着たがらない輩が後を絶たないんだ。やはり人の裸はおもむろに出していいものじゃない。生物学的にも良くないはずだ。裸族に服を着せるのは簡単なことではない。何故なら相手は服を着たくないから裸族なんだ。当然俺も平和を愛する1つの命だ。裸族に対話を試みる。

「服を着た方がいい。紫外線が直に全身にかかりいずれは食べたでんぷんに支配されてこの大地の礎になってしまうぞ?」と適当にホラを吹いた。

すると全裸の中年男性は「ポタク存じ無し?肛門を日光に当てる事で人は光合成を行い体内で数多のミネラルを生み出す。渦巻き状の無限ミネラルを身体の核へ押し付けることで命の輝きはまた1つ上層階級へ上るのです。これは自然淘汰に抗う為生命としての義務に近い行為なのれすw」

な、何を言っているんだこの裸ハゲ髭もみあげマンは!?どのレベルの話をしている…?俺が中卒なのがここで仇となったか…しかたない。あまり気は乗らないが強硬手段だ。裸族は無理やり服を着せるとガッカリして帰宅する習性がある。…参る!

悪戦苦闘の末俺は裸族に服を着せた。裸族は家に帰った。しかしこれで終わりではない。この田舎は裸族で溢れかえっている。次の裸族を…着せる。

裸族を追い走ってると俺は足を滑らし田んぼへ落ちてしまった。何だこの田んぼ、深い!底なし沼みたいだ…俺はここで死ぬのか。その時俺の目の前に田んぼの女神が現れた。

「落し物だーーーーーーーー!」

まさかこいつ!童話でよく見る拾った物を金と銀にトレパクする異常女!!しかも田んぼでグレードダウンしてるからか全裸だ!?

服を着せなきゃ!!!!!!!!!!!!!!!!

しかしここは田女神のテリトリー。俺は動けずなす術なくトレパクを見守るだけだった。

そうして田女神は田んぼの外へ出て恒例の落し物2択を開催した。相手は……さっき服を着せた中年男性!?帰り道にこの田んぼが位置してたのか!頼む、助けてくれ!

「いいえ。普通の裸の中年男性です。」と中年男性は言った。自己紹介!?いや…違う。俺も、全裸中年男性なんだ…

全裸中年男性は金の俺と銀の俺を左右に展開してサカナクションのバッハの旋律を夜に聴いていたせいですごっこをしながら去っていった…

そうだ…俺は裸族、同族嫌悪で裸族に服を着せる一族の裏切り者なんだ…そんな俺が田んぼに沈み、なんかリッチな色した俺が世に出ていく…俺はオリジナルなのに偽物の後ろ姿を眺めながら田んぼの奥底へ沈んでいく。死を覚悟したその時、田女神が発狂し始めた。

「やってはいけないドレミの歌!wド〜はどんぐり飲〜み込む〜!レ〜はレクサス傷つける〜!ミ〜はmixi今始めるっ!ファ〜はファスナーで身ぃ挟むっ!ソ〜はソボロを撒き散らす〜!」

こいつ!!!正気か!?次々と極刑レベルのやってはいけないことをこなしていく!!!まさかラのパートは!?やめろ!そんなことしたら!!!!

「ラ〜は裸族に服着せるっ!」

やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

こうして俺は還った。生命のあるべき所へ。

そんな悪行をしてた俺も今では立派な公務員。そう言えば、シのパートってなんだったかな。あ、思い出した!「シ〜は鹿を蹴るぅ〜!」

俺はそう言って元気よく鹿を蹴ってしまい今拘置所にいるって訳。こんなほろ苦い話を聞いてくれてありがとうな。断固無罪を主張します、また法廷で会いましょう。

買ってよかった2023

買ってよかったものってありますか!?私は、去年1年をしっかりと生きるために2023年を買ったんです。これがとても良かったです。この世界はね、寿命で未来を買っていると言っても差し支えがないんですよね。どういうことかと言うとマングースが頑張ると頑張りマングースになるでしょう?まあそれはさておき寿命の使い道って基本的には未来をどう過ごすかと言うわけで未来を買うと言い変えれるわけですね。改めて、私は2023年をしっかり生きる為に2023年を買いました!去年の1年間は兎に角お金を使って色々買っちゃいました。特に大きな買い物だったのは、家ですね!いえーーーーーーーーーーい!(爆笑)そう、思い切って家、買っちゃいました!しかしお祝いに友人から白蟻を頂き無事お菓子の家みたいに食べ尽くされちゃいました。まあ、由緒正しき木造建築ですからね。35年でローン組んだのに…とほほ…
まあそんな事がありホームレス生活となったわけですが悲観する必要はないんですよね。金は、いくらでもある。
後日私は大量の白蟻購入して養殖活動に励みました。お金をふんだんに使い養殖、増殖。そして辺境の村1つを餌にして滅ぼしました。え!?!?w村ってこんなにも容易く滅びせてしまうの!?お金すご!wお金ってこんな世界征服体験みたいな事まで買えちゃうんですね!お金で買える最高の体験、たまランチ。買ってよかった〜。

そんなお金に物を言わすような生活をしていたどうしようもない私にも改心の機会が訪れました。そう、新春セールの時でした。まさかあの時のアレを購入してこんな綺麗な気持ちになれるなんて自分でもびっくりです。新春セールの追い込みで出会ったコレで、人生変わりました。それでは聴いてください。「ホムンクルス

新春セールでえええええええええええええ人身売買いいいいいいいいいいいいいい愚かなりいいいいいいいい人の業おういうおうおうおうふんふんふんふんふーーーーーーーん、ホムンクルス将来性あり!w

そうしてホムンクルスを購入した。

ホムンクルスにコサックダンスをしながらフラフープまわしてキャベツ玉ごと食べる芸を仕込みそれをつまみにグレープフルーツを食う。最高だぜ…しかしある時ホムンクルスの容態が悪化。所詮はホムンクルス、作られた存在、商品に過ぎんと廃棄を試みたその時、ホムンクルスが「ゴライアスハナムグリ…」と呟いた。

何だその心地よい響きは!?!?!?こいつ、散り際に己の存在価値を示していると言うのか!?

ホムンクルスの活躍に胸を打たれ私は人生で初めて命というの物を救った。それ以降ホムンクルスには親友のように接し、名前もつけた。ゴライアス・ハナムグリン。

そうしてついには2023年も終わりを告げる。そう、年末だ。私はずっとやりたかった事があった。それはお金をふんだんに使いたかった。使ってみたかった。だから下半期は節約し、2023年に使う為に貯めてきた。その為に2023年は買った。そして堪能できた。私は、2024年は買わない。本当に買ってよかった2023年。ありがとう2023年。ありがとうゴライアス・ハナムグリン。そうして私は屋上から飛び降りた。2023年の地上が、2024年に変わりながらどんどん近づいてくる。

ゴライアス・ハナムグリン、俺はそろそろ姿を消す。 俺の話はもうしないでくれ。俺がこの世で生きた証拠、足跡を全て消しさってくれ。 あまり思い出さないでくれよ。 大丈夫さ、いざとなったらお前の記憶の彼方でひっそりと生きてる俺に話しかけてくれ。 じゃあそろそろ行くよ、漆黒の輪廻へ。

 

私のいない年が明ける。